【ハルじいの現場検証】近鉄大阪線二上駅そばの踏切、狭すぎる幅員、脱輪のおそれも【2024年5月】

近鉄大阪線二上駅そばの踏切 香芝市政
近鉄大阪線二上駅そばの踏切
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近鉄大阪線二上駅そばにある踏切をみなさんはご存じだろうか。幅員が狭すぎるとして、過去に何度も香芝市議会でも取り上げられてきました。

川田ひろし市議がSNSを通じた問題提起や市議会での改善要望を行ってこられました。5月の香芝市長選挙でも三橋かずし候補が「幅員が狭すぎる踏切の改善に取り組む」と改善に前向きな姿勢を示しておられました。

どこまで幅員が狭いのか、現場を確認してきました。

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近鉄大阪線二上駅そばの踏切とは

近鉄大阪線二上駅そばの踏切
近鉄大阪線二上駅そばの踏切

近鉄大阪線二上駅そばの踏切は、二上駅北側出口から大阪方面に約20mほど進んだ場所にあります。ここを渡れば、駅の北側と南側を行き来できます。

わしが訪れた平日の15時でもひっきりなしに自動車、バイク、自転車、歩行者が踏切を渡っていました。

駅の東側にも踏切はありますが、80mほど離れています。わざわざ迂回する車は少ないように感じました。

実際にどこまで狭いのか

近鉄大阪線二上駅そばの踏切の幅員を、現場を渡る自動車を見て確認していきます。画像のように軽自動車であれば、少し余裕をもって渡れるぐらいの幅しかありません。

近鉄大阪線二上駅そばの踏切
近鉄大阪線二上駅そばの踏切

現場検証中も高齢者が運転する3ナンバーの車が脱輪しそうになる場面もあり、思わずドキリとしてしまいました。車同士のすれ違いはできないため、対向車が渡っている間は待たなければなりません。

車と自転車や歩行者が同時に踏み切りを渡ることは難しく、頻繁に電車が通る朝晩のラッシュ時には相当な待ち時間が発生していると思われます。

香芝市議会でも問題視

二上駅そばの踏切の改修計画については川田ひろし市議が2023年9月の定例会で「踏切の危険度に対する意見が住民から非常に多く寄せられている。10年以上前から議会等でも意見してきたが、過去10年間を調べると、何も行われていなかったことが発覚をしている」と指摘しています。

川田市議の指摘に対し、香芝市は「近鉄と令和5年5月15日に近鉄二上駅西側の踏切改良計画について協議している。踏切道拡幅の指針により、現在は踏切道の車道拡幅についてはなかなか難しい。歩道拡幅については、今年度中に調査検討業務の発注を予定しております」と答弁していました。

今後については「今後近鉄とも協議した中で、いろんな資料を出していった中でハード対策、ソフト対策含めて今後協議させていただきたいというふうに考えている」としています。

近鉄大阪線二上駅そばの踏切
近鉄大阪線二上駅そばの踏切

事故が発生する前に早急な対応を

近鉄との協議の必要があることから香芝市だけの事業と異なり、時間がかかってしまうことは理解できます。しかし、川田市議が指摘されているように10年間はどんな取り組みを進めてきたのでしょうか。

事故があってからでは遅いと思います。地元住民が安心して生活をするためにも早急に近鉄との協議を進め、改修を実現していただくことをお願いしたいと思います。

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